|
|
学園祭つながりでも一話。函館ラサールの学園祭は、例年7月の第3土日に行われている。そのうち土曜日の夕方からは「中夜祭」なるものが組まれている。学園祭では一番盛り上がるイベントだ。ステージ上の出しものとしては、近隣の女子高生をスカウトしたパンチでデートなどのほのぼのとした企画や、在校生場バンドの演奏、各クラブが練りに練った出し物(剣道部は毎年そのクオリティーでは傑出していた)などがほとんどであるのに対し、一つだけボルテージが再強調になるイベントがあった。その名も「ミス・ラサール・コンテスト」。もちろん男子校なのでミスは居ない。そこで急ごしらえをした美少年にメイクを施し衣装を着せて口パクでステージに上げるのだ。女装コンテストと言えば、大体は「下手な女より女性的」、言葉を変えれば男性から見た理想の女性像を演じる(歌舞伎の女形のようなもの)か、さもなければ受け狙いのキワモノ(お笑い芸人の女装キャラのようなもの)か、その両極端のコントラストが面白い所だが、それはミス・ラサールでも発揮されていた。所がである、私の一年先輩の24期のミス・ラサール候補者の中に本当に可愛い子(先輩)が居たのである。場内は騒然となった。薬師丸ひろ子の物まねをさせると右に出るものはいない。衣装やメイクなどの用意は周到に行われていたそうだ。そこは金のある私立学校だ。プロを雇ったに違いない。プロの手にかかると美少年はいとも簡単に美少女に早代わりするという証明であろう。その後、その先輩がどういう道を選んだのかは不明であるが、ばら色の未来が待っていたとは思えない。
http://www.geocities.jp/pema196805/#
|
|